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校長通信 響き合う学校 2016年10月号

H28年10月号
響きあう学校      安城学園高等学校だより 2016.10.27(木) 第170号
安城学園高等学校長 坂田 成夫

     
シャガールと木の葉        谷川俊太郎】 
 

貯金はたいて買ったシャガールのリトの横に

道で拾ったクヌギの葉を並べてみた

値段があるものと

値段をつけられぬもの

ヒトの心と手が生み出したものと

自然が生み出したもの

シャガールは美しい

クヌギの葉も美しい

立ち上がり紅茶をいれる

テーブルに落ちるやわらかな午後の日差し

シャガールを見つめていると

あのひととの日々がよみがえる

クヌギの葉を見つめると

この繊細さを創ったものを思う

一枚の木の葉とシャガール

どちらもかけがえのない大切なもの

流れていたラヴェルのピアノの音がたかまる

今日が永遠とひとつになる

窓のむこうの青空にこころとからだが溶けていく

……この涙はどこからきたのだろう

 

【今月の詩と詩人 谷川俊太郎】 

1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、その後も受賞・著書多数。現代を代表する詩人の一人である。
「学園の歌」も谷川俊太郎さんに作詞を依頼し、作詞をしていただいたものです。元気を失った時、生き方に迷ったときなどに谷川さんの詩を読むと励まされます。「このシャガールと木の葉」もそうした詩の一つです。“一枚の木の葉とシャガール、どちらもかけがえのない大切なもの”私の好きなフレーズの一つで、その日に見た風景で言い換えもできます。 

 

【街路樹の剪定を考える】 

 “言わなければ変わらないものがある、言わないとそれが普通だと思われることがある。”言い続けることは大切です。先週のある日、学校の周りの街路樹が見事に剪定されていました。すっきりしたというよりも悲しくなるくらいに葉を最小限に残して剪定されていました。

 20数年前に安城まちづくり市民会議という組織が安城青年会議所によって誕生し、私は参加しています。その組織を通して言い続けていることの一つが街路樹の剪定を控えて欲しい、ということです。街路樹はほとんどの場合、広葉樹、落葉樹で秋の紅葉は見事です。しかし、20数年前から市内では紅葉前に切られるようになりました。地域住民から落ち葉の問題で苦情がでる、苦情が出る前に剪定する、という方針がどこかで出されたからです。たしかに落ち葉はやっかいです。苦情を言う人もいると思います。ただ、何を優先するかが重要です。街路樹の紅葉は綺麗で、観る人の気持ちをなごませます。綺麗という気持ちを抱くことも子どもたちの感性を磨く上で大切なことです。感性豊かな社会をつくっていくためにも紅葉の風景が多数あることは必要です。落ち葉の回収は市役所の職員の方の仕事ではなく、地域住民の仕事だということも認識すべきです。自分の家の周りは自分で綺麗にする、清掃する、そうした気持ちがあれば落ち葉問題は解決していくようにも思います。自分でやらずに、文句を言う、そうした風潮が結果として町から紅葉の景観を少なくしていきます。紅葉前に街路樹が剪定されていく社会を私はおかしな社会だと思います。

 

【吹奏楽部 マーチング東海大会金賞受賞、全国大会出場】

 1015()長野市ビックハットで行われた第30回東海マーチングコンテストで吹奏楽部は今年も金賞を受賞しました。すごい事だといつも驚かされます。今年のマーチングは、曲・衣装ともに一新し、007の曲に高度なドリルを組み合わせています。全国大会の様子はTV放映もされます。見事なマーチングですので是非、観て下さい。東海大会代表の他の2校はいずれも愛知県の愛工大名電高校、木曽川高校でした。全国大会は1120()に大阪城ホールで行われます、マーチングは6年連続の全国大会出場になります。

 部員の保護者の皆さん、おめでとうございます。そして全国大会の応援もよろしくお願いします。

 

新聞のコラム 目を閉じ、点字ブロックの上に立ってみる…毎日新聞 201601024 「余禄」】

 目を閉じ、点字ブロックの上に立ってみる。東京メトロ銀座線青山一丁目駅のホームは狭い。電車が近づき、ごう音が壁に反響してあちこちから聞こえる。方向感覚がなくなり、どちらが線路なのか分からなくなる。足がすくみ、思わず目を開けた▲この駅で8月に盲導犬と歩いていた男性(55)がホームから線路に転落し、電車にはねられ死亡した。先週、大阪府柏原(かしわら)市の近鉄大阪線でも視覚障害者の男性(40)が亡くなっている。なぜ事故は繰り返されるのか▲40年以上前、山手線の高田馬場駅で転落死亡事故があった。遺族が起こした裁判を機にホームの点字ブロックが普及する。だがその後も同様の事故は続く。日本点字図書館理事長の田中徹二(たなかてつじ)さんは、やりきれない思いで「改善しなければ再び起こる」と新聞に投稿した。ホームドアの設置がようやく進み始めた▲田中さんの著書「不可能を可能に」に、JR山手線を利用する時に大きな駅では降りない人の話が出てくる。わざわざ一駅先まで行く。大きな駅では別のホームまで移動しなければならないが、次の小さな駅なら同じホームの反対側から乗れるからだ。「視覚障害者はこんな工夫を毎日のようにしています」。見えない人の苦労を見える人はどれほど感じられているのか▲命が犠牲になってから対策が少し進む。その繰り返しはあまりにもどかしい。ホームドアの設置を急がねばならない。そして手を差し伸べる人がいれば安心のよりどころになる▲メトロの駅でも白杖(はくじょう)の人に声をかけ、誘導している人を見かける。そんな光景が増えている気がする。ためらわずに、さりげなく。

 

10月の推薦図書空海」著者 高村 薫 各1944円 新潮社 

 高村 薫は私が好きな作家の一人です。空海の生きた世界をカメラを携えて旅をして書かれています。阪神淡路大震災の体験と東日本大震災への思いをもとに高野山や四国、東北を訪れ、空海の体験を自身に重ね合わせ、空海の見ただろう風景、考えたであろう心情を紹介しています。司馬遼太郎さんが書いた「空海の風景」も面白く読みましたがこの本はまた違った「空海」に出会え、新鮮でした。今週の月曜日出張した新幹線と帰ったその日に読みきりました。読みやすい「空海」でした。

 

【11月の行事】

11月 4日(金) 私学連合音楽祭(岡崎市民会館)

11月 5日(土) 第3回学校見学会

11月10日(木) 私学弁論大会   

11月12日(土) 土曜講座

11月13日~14日(日) PTA一泊研修 宝塚 有馬 神戸

11月21日(月) 創立記念行事 

          [寺部だい先生一代記 夢のさなか]2年、3年鑑賞

11月22日(火) 創立記念日

11月23日(水)~1月27日(日) 彩雲展(美術部、美術選択者作品展) 

11月26日(土) 学校見学会最終回