防災が繋ぐ未来を拓く東北ツアー(3日目)
8月23日(土)3日目
最終日、今回お世話になったホテル観洋の方々だけでなく、昨日お世話になった「マリンパル保育園」の先生方が見送りにきてくれました。
石巻の大川小学校に移動し、佐藤敏郎先生によるガイドを受けました。
大川小学校で起きた出来事を間近に感じ、学校防災をじぶんごとに考えるきっかけとなりました。
その後、コミュニティセンターに移動して、佐藤先生とトークセッションを行いました。
生徒の質問に対して、普段語ることのない内容を話していただきました。
安城学園高校では、2011年から「東日本から学ぶプロジェクト」を通じて、東日本大震災の被災地を訪問し、ボランティア活動や支援演奏を行ってきました。創立110周年を迎えた節目に、アップデートした「命を学ぶプロジェクト」では、より多様な関わり方を模索しながら、生徒一人ひとりが「どんな大人になるか」を考えるきっかけづくりを目指しました。
昨年、授業内で「東北で取り組む方々とオンライン交流」を実施し。この夏、実際に宮城県を訪問し、現地の方々と共に活動し、膝を突き合わせて語り合い、インターネットでは得られない「生きた学び」を体験することができました。
今回のツアーでは、本校の建学の精神である「家庭と社会に温かい心と新しい息吹を与えることができる人間の育成」を、南三陸や石巻で活動されている方々との出会いを通じて体感することができました。現地の方々は「普通の大人ですよ」と語りながら、自分にできることを行動に移し、長く続けることの大切さを教えてくださいました。
震災から14年が経過した今、復旧と復興の狭間にある東北の姿から、「まずはやってみる」「自分にできることを未来のためにやる」というかっこいい大人になるヒントを得ることができました。