2016年度 校長先生からの4月のお薦めの一冊「黒幕のゲルニカ」
【4月の推薦図書 「黒幕のゲルニカ」原田マハ 新潮社 1,728円】
「楽園のキャンヴァス」「ジヴェルニーの食卓」などの作品を出した原田さんの最新本です。新刊がでるのを待ってすぐに購入しました。絵画の見方や魅力も伝わってきます。今回のテーマはスペインの街への無差別攻撃に対する怒りをこめてピカソが描いた「ゲルニカ」です。反戦・抵抗の象徴とされてきた絵です。長編小説ですが一気に読み進めることができます。読んだら原田マハのファンになっていくと思いほど優れた作品です。
3年進路ガイダンスが行われました。
校長先生(進路ガイダンスにて挨拶)
田辺さん(学泉大学岡崎学舎紹介)
地久さん(学泉大学豊田学舎紹介)
新井さん(ベネッセコーポレーション 最新進路状況)
村松先生(本校進路主任 3年の進路全般について)
校長先生(就職ガイダンスにて挨拶)
久野先生(本校就職主任 3年生のこれからの就職の流れについて)
スクールバス登校便豊田線2便の新豊田出発時刻の変更について
変更前 豊田線 2便 新豊田 7:15発
変更後 豊田線 2便 新豊田 7:10発
(※ 新豊田以降のバス停時刻は変更ありません)
開始日 平成28年4月14日(木)から
新入生歓迎会および創作ミュージカルが行われました。
クラブ紹介ハンドボール
クラブ紹介弦楽部
クラブ紹介合唱部
クラブ紹介女子サッカー
クラブ紹介吹奏楽部
ミュージカル
ミュージカル
ミュージカル
新入生歓迎会オープニングダンス
生徒会学園祭実行委員会紹介
生徒会行事紹介
生徒会組織紹介
校長通信 響き合う学校 平成28年度1学期始業式式辞
平成28年度1学期始業式式辞
「はずむ春 命輝け 学園生」
おはようございます。 桜の花が咲き誇り、春の雨とともに散りつつあります。 新しい年度が今日からスタートします。皆さんにとってよい1年であることを願っています。
最初に2年生・3年生の皆さんへお願いしておきます。 昨日、入学式がありました。466名が今年の新入生です。新入生の皆さんが早く学校に慣れるよう、先輩として細かな気遣いをして下さい。そして高校生活の送り方についていろいろとアドバイスをしてあげて下さい。よろしくお願いします。
今日は最初に新学期を始めるに際して各学年別に心構えを申しあげておきます。 まず新1年生、高校生活は人生にとって大切な3年間です。人間は誰でも無限の可能性を持っています。勉強に、部活動に、自主活動に、そして安城学園でしか経験できない行事等に積極的に挑戦、参加して下さい。挑戦しなければ可能性を拡げることはできません。自分の可能性に壁をつくらずに、挑戦して下さい。 2年生の皆さん、目標をはっきりと定めて、その目標に向かって挑戦して下さい。毎日の授業を真剣に受けることはもちろんですが、英語検定や漢字検定、数学検定、商業科の検定など各種資格試験にも積極的に挑戦して下さい。資格は皆さんのその分野での評価に繋がっていきます。 2年生の過ごし方でほぼ進路の方向づけは決まってきます。大変重要な1年になります。部活動や自主活動でも中心的な活躍が期待され、忙しい一年になると思いますが覚悟して、学習に、部活動に、自主活動に挑戦して下さい。
3年生の皆さん、最上級生になります。すべての行動で、学習、部活動、自主活動、そして学校内外での挨拶、交通マナー、自転車や電車での乗車マナーに至るまで最上級生の自覚をお願いします。そして新入生や新2年生をリードしていって下さい。伝統や校風を作り出す責任は最上級生である3年生にあります。卒業していった先輩の皆さんからのバトンをしっかり受け継ぎ、今まで以上に全力で何事にも挑戦する安城学園の伝統、校風を発展させて下さい。 3年生の皆さんには受験生であることを強く意識して、毎日の勉強に全力で取り組むことを期待します。10代で必死に勉強する時期は中学3年と高校時代、そして大学1年、2年だと思います。本当に良く勉強した、とあとで振り返ることのできる1年を創り上げて下さい。 一生懸命に勉強した、努力した、その経験は大人になったとき、必ず生きてきます。それはすべての学年の皆さんに共通しています。
「世界で最も貧しい大統領」の話は昨年、2年生には総合学習の授業で話しています。幸せとは何か、を考えるよい教材だと思います。その「世界で最も貧しい大統領」と言われる南アメリカのウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領(80才)が4月5日からある出版社の招待で日本にきています。今日の朝刊各紙にも紹介されています。ムヒカ前大統領は昨年退任するまでの5年間、大統領公邸には住まないで、校外にある自宅兼農場に住み、給与120万円の9割を貧しい人々のために毎月寄付し、月額約12万円ほどの給料で生活している大統領、として知られていました。 ムヒカ前大統領を世界的に有名にしたのは、2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた地球サミット2012で行なわれたムヒカ氏の演説です。現在の消費増大社会を痛烈に批判したあと、世界から集まった代表に“世界はより便利で、より豊かな社会になったが、私たちは幸せになったのか”と問いかけました。そして“貧乏とは少ししか持っていない事でなく、無限に多くを必要とし、もっともっと欲しがることです。”“今の地球の危機の要因は、環境の危機ではなく、政治の危機なのです”そう発言しています。明日8日の夜にはTV番組で池上彰さんとの対談が予定されています、タイトルは「日本人は本当に幸せですか」です。何が幸せで、何が幸せでないのか、私たちは考える必要があると思います。もし、時間があったら是非みて下さい。 日本は幸せな国かどうか、2016年度の「世界幸福度調査結果」が3月20日に発表されています。今年、「世界で最も幸せな国」に選ばれたのはデンマークです、2位がスイス、3位がアイスランド、そして4位以降はノルウェー、フィンランド、カナダ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、スウェーデンという国でした。アジアではシンガポールが22位、タイが33位、台湾が35位、マレーシアが47位、韓国が58位。そして中国が83位でした。その他の国ではアメリカは13位、ドイツは16位、イギリスは23位、ロシアは56位でした。 157ヶ国中、153位はベナンという国(アフリカ)という国、154位は留学生ロヤアジミさんの国アフガニスタン(アジア)、155位はトーゴ(アフリカ)、156位は今年内戦が6年目に入るシリア(アジア)、157位はブルンジ(アフリカ)この国も13年間も内戦が続いた国です。残念なことですが、政治が不安定であったり、戦争や内戦状態にある国がすべて下位になっています。 日本は53位です、子育てがしやすい国かどうか、医療費が高いか、安いか、教育費にお金がかかるかどうかが、こどもやお年寄りが大切にされているかどうか、自然がたくさんあるかどうか、発言の自由度が高いか、低いか、などいろいろな指標に基づいて計算されています。 今年の夏の参議院議員選挙から3年生の一部の人に投票権が付与され、投票できる人もでてきます。憲法問題をめぐって、たぶん考えることになってくると予想しています。政治の最も大事な仕事は国民を幸せにすることと他国と戦争をしないことです。世界で一つの国でも戦争状態がある限り、本当の幸せはない、と思います。 幸せとは何かを考えながら、世界中の人が幸せになるようにやれることをやっていきたいと考えています。 今日の始業式で皆さんへのお願いは2つです。一つは挨拶です。朝出かける時に「おはようございます」「いってきます」家族を送り出す時は「いってらっしゃい」帰ったら「ただいま」「おかえりなさい」感謝する時は「ありがとう」寝る時は必ず「おやすみなさい」を言いましょう。学校だけでなく、家庭や社会で挨拶することを心がけて下さい。「挨拶は社会を生きる切符のようなもの」創立者寺部大先生の言葉です。 もう一つは本を読むことです。言葉や知識を獲得し、自分を取り巻く他者を、多くの命の有り様を、広く深く理解するために本を読むことは重要です。そして創立者の言葉、「夜、寝る時に自分の本も読みなさい」自分の本を読むこと忘れないで下さい。「真心」「努力」「奉仕」「感謝」の4大精神を毎日の生活の中に生かし、勉強に全力投球して下さい。部活動でも最高の準備、最高の成績を目指して下さい。「安城学園の三つの挑戦」不得手なものへの挑戦、得意なものをさらに得意にする挑戦、未知なるものへの挑戦、にも取り組んで下さい。 自分を変えるためには、決意や想いが必要です。平成28年度という1年をどんな年にするのか、何をやりきるか、決意し、想いを強くし、スタートし、挑戦して下さい。一人一人にとって、飛躍の一年、成長の一年になることを、願って1学期始業式の式辞とします。
平成28年4月7日 安城学園高等学校長 坂田成夫
新入生ガイダンス(学習指導部長の話)
校長通信 響き合う学校 平成28年度入学式式辞
平成28年度入学式式辞
今日はよい天気にめぐまれました。桜の花もまだ見事に咲いていますが、よくみると枝の先に新芽が顔をだしています。満開の桜がつい先日送り出した卒業生だとすると、新芽が今日、入学される皆さんにみえてきます。そのように考えると3年間で皆さんがどう満開の桜になっていくか本当に楽しみです。春はあらゆるものに可能性を感じさせます。そして今日は入学式にふさわしいよき日になりました。この良き日にPTA会長様と保護者の皆様のご臨席をいただき、平成二十八年度の入学式ができますことに感謝いたします。 新入生の皆さん、歴史と伝統ある安城学園高等学校への入学おめでとうございます。本校教職員と在校生は皆さんの入学を歓迎します。安城学園は1912年、明治45年に寺部だい先生と三蔵先生が私財をなげうってつくった私立の学校です。全国でも歴史の古い学校の一つで、現在では一つの大学、一つの短期大学、二つの高等学校、三つの幼稚園をもつ総合学園としてこの三河の地に存在しています。
創立者は女性の社会参加も与えられていない明治時代に女性の無限の可能性を信じ、女性が人間として自立できる社会をめざして安城学園を苦労して創立しました。創立者は清楚できちんとしており、礼儀正しい方でありました。掃除や片付けも率先して行い、物を大切にし、針1本にも命が生きているといい、廃物から新しいものを工夫してその命を生かしました。努力の人で、人を思いやり、他人に迷惑をかけることを恥とした生き方をしました。そして何よりも人間の可能性を信じ、自立を一生の身上として貫き通した方でした。皆さんが入学した安城学園は時代が変わっても創立者が大事にしてきた生き方を教育の柱においている学校です。それが建学の精神になっています。
創立者が大切にしてきた生き方は四つの言葉に集約され、今も受け継がれています。「真心、努力、奉仕、感謝」という言葉です。安城学園の4大精神と呼んでいます。真心をもって人に接し、常に努力する、何事にも奉仕の気持ちを持って取り組み、感謝の気持ちをもってことにあたる。そうした心の持ち方・精神が創立者の生き方であり、教えです。
人間の可能性は無限です。人間の持っている無限の可能性を引き出す、それが創立者の生き方、信念です。創立者の生き方に学び、皆さんが「奉仕・真心・努力・感謝」の四大精神を大切にしながら安城学園の3年間を送って頂くことを心から期待しています。創立者の生き方は「おもいでぐさ」という本に詳しく書かれています。保護者の皆様にも、読んでいただくことをお薦めします。
学校法人安城学園は4年前に創立100周年を迎えました。その前年の3月11日に東日本大震災が起きました。本校ではすぐに「東日本から学ぶプロジェクト事業」をスタートさせ、昨年までの5年間で毎年150名から200名前後の先生、生徒が被災地の宮城県、岩手県へ出かけ交流活動に参加しています。学園祭には岩手県大船渡東高校の生徒が毎年来校し、交流しています。被災地からの学びは本校にとって貴重な学びになっています。もし、機会があったら皆さんも参加することを勧めます。
入学式に当たり創立者寺部だい先生の言葉を2つ紹介します。一つ目は“挨拶は社会を通っていくための一つの切符です”という言葉です。電車に乗るためには切符が必要です。切符があるから電車にのることができます。挨拶は人生を生きていく上でそれほど重要なことだということです。創立者は大切なものとして挨拶、お辞儀、言葉の使い方、応接の仕方をあげています。「挨拶」や「お辞儀」「応接」ができるということは相手を尊敬する気持ちを持つということです。「挨拶」や「お辞儀」「応接」等ができるということは大切なことです。
二つ目は“夜寝る時には自分の本を読みなさい”という言葉です。寺部だい先生は本を読むことの大切さを教えていますが、自分の本を夜寝る時に読みなさい、と教えています。夜、寝る時に自分の本を読むとは、一日の終わりには必ず、今日の一日を振り返りなさい、ということです。夜寝る時に5分でもいい。今日一日あったことを振り返る、できたこと、出来なかったことは何か、勉強がしっかりできたか、手伝いができたか。挨拶ができたか、人に優しくできたか、振り返ることです。一日を振り返って明日の計画を立てる、それだけで次の一日の送り方は変ってきます、という教えです。是非、二つの言葉を実践して下さい
現在は忙しい時代、せかされている時代です。何かに追われているように毎日が過ぎている時代です。朝、おきたら空を観る、日の出を観る、夕方、夕焼けを観る、星空を見る、そんな時間が必要です。ゆったりした時間を一日の中につくる、そうした時間の中で振り返る、振りかえることが、誰かに思いをよせるということにつながっていきます。
空をみながら、東北の被災地の人に思いをよせる、原発で避難を余儀なくされている福島の人たちに思いをよせる、内戦や飢餓、貧困で苦しむイラクやシリア、アフガニスタン、アフリカ、世界の国々の人々に思いをよせる、そうした思いをよせる人が増えていくことが世界の平和につながっていくと信じています。
新入生の皆さん、伝統ある本校で、夢と目標を持って、明るく、たくましく、多様な学びに挑戦して下さい。思いや決意そして挑戦するという行為が今日をつくり、未来につくって行きます。日常の勉強もとことんして下さい。今までの人生で経験したことがないといえるほど3年間勉強して下さい。部活動にもとことん全力投球して下さい。本校は全国の舞台で活躍するチャンスが多い学校です。皆さんが全国の舞台で活躍することも期待しています。クラス活動や生徒会活動にも積極的に参加し、地域や社会と繋がる自主活動にも参加して下さい。生徒会や教科が企画するさまざまな学びにも積極的に参加下さい。海外へのホームスティ、夏のオーストラリア、冬のイギリスへも是非、参加してみて下さい。そして何よりも3年間で本をたくさん読んで下さい。そのすべてが皆さんの高校3年間になり、皆さんの18歳からの人生に繋がっていきます。誰でも無限の可能性を持っている、カギは「挑戦」です。自分の中に壁を作らず、壁に出会ったら何回も、何回も壁を乗り越える体験をしていくことです。それが高校時代にはとても重要です。
学校法人安城学園では100周年を期して「三つの挑戦」を提示しています。 「第一の挑戦」とは今まで取り組んできたけれどもうまくできなかったことに再度、挑戦する。不得手なことへの挑戦です。「第二の挑戦」とは今まで取り組んできて、うまくできたことをさらにレベルアップさせるための挑戦です。得意な分野をさらに得意にする挑戦です。「第三の挑戦」とは今まで取り組んだことのないこと、未知の自分を発見するための新しいことへの挑戦です。「三つの挑戦」は「真心、努力、奉仕、感謝の四大精神」の体得とともに意識して下さい。不可能の反対語は可能ではありません。不可能の反対語は挑戦です。挑戦することで必ず何かが生まれてきます。逃げないで、諦めないで、挑戦することを大切にして下さい。 最後に本校の学園の歌「いまここに」の作詞者である谷川俊太郎さんの「生きる」という詩の1部を朗読します。「生きる」 谷川俊太郎
生きているということ いま生きているということ それはのどがかわくということ 木もれ陽がまぶしいということ ふっと惑るメロディを思い出すということ くしゃみをすること あなたと手をつなぐこと
生きているということ いま生きているということ 泣けるということ 笑えるということ 怒れるということ 自由ということ (中略)
生きているということ いま生きているということ 鳥ははばたくということ 海はとどろくということ
かたつむりは はうということ 人は愛するということ あなたのてのぬくみ いのちということ
今日からみなさんの高校生活がスタートします。豊かで、充実した高校三年間になるかどうかは皆さんの想いと意志、挑戦にかかっています。真心、努力、奉仕、感謝という安城学園の四大精神を毎日の生きる糧として大きくたくましく成長していって欲しいと顧っています。
最後になりましたが保護者の皆様、子供を取り巻く社会状況は難しくなっています。大人の仕事は子供をきちんとした大人にすることです。子供をきちんとした大人に育てるために一緒に手を携えてください。安城学園は大人が参画できる学校です。土曜講座や学園祭、PTAの研修など、楽しめる企画も多彩にあります。地域の祭りにも積極的に参加している学校です。三年間の御支援、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
平成28年4月6日 安城学園高等学校長 坂田成夫
4月の行事予定
4月 6日(水) 入学式 入寮式
4月 7日(木) 始業式
4月 8日(金)~4月13日(水)担任面接
4月 9日(土) 新入生歓迎会・ミュージカル一般公演
4月19日(火)~4月22日(金) 1年フレッシュマンキャンプ
4月16日(土)3年進路ガイダンス・学級懇談会
4月23日(土)2年進路ガイダンス・学級懇談会・PTA第1回役員
4月25日(月)~4月26日(火)クラブ統一受付
4月28日(木)生徒会立会演説会(40分7限)
先輩紹介
現代マネジメント学部で活躍する先輩達





























